会社の設立や独立に合わせてホームページを用意しようとすると、決まっていないことが多く、どこから手をつけるか迷うことがあります。会社名の正式な表記、所在地、電話番号、サービスの料金。どれも「もう少し先に決まる」ものばかりです。
この記事の結論です。デザインより先に、載せる会社情報・サービス・連絡先を確定させる。そのうえで、公開したい日から逆算して、素材と確認する人をそろえる。 決まっていない情報は、確定するまで「仮置き」にするか「載せない」かを分けておけば、制作を進められます。
なお、登記や許認可、銀行口座の開設などの手続きでホームページがどう扱われるかは、それぞれの窓口や機関の判断です。この記事は制作の準備に絞っていて、手続きの要件は扱っていません。
最初に 決める 目的と 公開日
はじめに決めるのは2つです。
1. サイトを見た人に何をしてほしいか問い合わせをしてほしいのか、取引先に会社を確かめてほしいのか、採用の応募をしてほしいのか。目的によって、最初に載せる情報が変わります。設立したばかりの会社なら、まずは「どんな会社で、何を頼めて、どう連絡すればいいか」が分かるようにすることから始めます。
2. いつまでに公開したいか名刺を刷る日、取引先に挨拶する日、事業を始める日。公開したい日を先に決めると、そこから逆算して準備の順番が決まります。下の表は、webasy の通常の制作期間(4〜8週間)に合わせた順番の例です。
| 公開したい日から | やること |
|---|---|
| 8週間前ごろ | 目的・載せる情報・ページ数の見当をつけ、制作を頼む先に相談する |
| 6週間前ごろ | 会社情報とサービス説明の原稿をそろえる(仮置きの項目を決める) |
| 4週間前ごろ | 写真・ロゴを用意する。ドメインとメールの準備を決める |
| 2週間前ごろ | 仮置きの情報を確定した内容に差し替える。確認する人が全ページを読む |
| 公開の前日まで | 公開前の確認チェックリスト(下)を通す |
制作の期間は頼む先によって違うので、相談の最初に確認してください。
準備の チェックリスト(相談時・制作中・公開前)
会社を設立する前後は、載せたい情報が順番に確定していきます。全部がそろってから動く必要はありません。いつまでに決めればよいかで3つに分けると、決まっていない情報があっても制作を進められます。これがこの記事のチェックリストです。
会社名・所在地・電話番号・料金などが決まっていなくても、相談はできます。 相談のときに必要なのは、下の「相談時に必要」の4つだけです。
相談時に 必要(分かる 範囲で)
- どんな事業をするか(数行で)
- サイトを見た人に何をしてほしいか(問い合わせ・会社の確認・採用など)
- 公開したい日の目安
- 決まっていること・まだ決まっていないこと
制作中に 決める
| 情報 | 決まるまでの扱い | 注意すること |
|---|---|---|
| 会社名(正式な表記) | 仮置きで進める | 「株式会社」の位置、全角・半角、英字表記をそろえる |
| 所在地 | 仮置きで進める | 自宅を所在地にする場合、番地まで載せるかを決める |
| 電話番号 | 仮置きで進める | 個人の携帯番号を載せるかを決める |
| メールアドレス | 仮置きで進める | 会社のドメインのアドレスにするかを決める(下で説明) |
| サービスと料金 | 仮置きで進める | 料金が決まらないなら「お見積もり」と書く形にする |
| 写真・ロゴ | 手元にあるもので進める | 写真は本人や撮影者の了解があるもの |
| ページ数 | 載せる内容から決める | 決まっていなくても制作は始められる |
| 確認する人 | 1人に決める | 公開前に全ページを読む人 |
公開前に 確定する
| 情報 | 公開するときの扱い |
|---|---|
| 会社名・所在地・代表者名 | 名刺や書類と同じ表記に確定する |
| 電話番号・メールアドレス | 実際に連絡がつくものに確定する |
| サービスと料金 | 確定した内容にするか、「準備中」「お見積もり」と正直に書く |
| 設立日 | 確定してから載せる(未確定なら載せない) |
| 許認可・登録番号 | 取得したものだけ載せる |
| 取引先・実績 | 先方の了解を得たものだけ載せる |
「仮置き」は、公開前に必ず差し替える前提で、制作を進めるための入れ物です。公開するときには、仮置きの項目がすべて確定しているか、「準備中」「お見積もり」などの正直な表記になっているかを確かめてください。
サービス説明と 写真をそろえる
設立したばかりで、まだ見せられる実績がないこともあります。そのときは、架空の実績や、作ったお客さまの声を載せないでください。代わりに、本当のことで「任せて大丈夫か」を伝えます。
- 何を、どこまで頼めるか(頼めないことも)
- 料金の目安か、料金の決まり方
- 代表や担当者の経歴、持っている資格
- 依頼から完了までの流れ
何を載せるかの決め方は、個人事業主のホームページに必要な内容は?に、5つの欄を埋める構成シートとしてまとめています。会社でも同じ考え方で使えます。
写真は、事務所・作業の様子・代表の写真など、手元で用意できるものから考えます。webasy では、写真はお客さまにご用意いただくか、フリー素材を使って構成します。撮影は月額に含まれず、別のお見積もりです。
ドメイン・メール・問い合わせの 準備
会社のホームページでは、次の3つを決めておきます。
- ドメイン(サイトのアドレス): 会社名に合わせるなら、正式な表記が決まってから決めると、あとで取り直さずに済みます。誰の名義で持つかも確認します
- メールアドレス: 会社のドメインのアドレス(info@〜 など)を使うなら、メールのサービスを別に用意します
- 問い合わせの受け方: フォーム・電話・メールのどれで受けるか。受け付けた問い合わせに、誰がいつ返事をするか
webasy の場合、独自ドメイン・サーバー・SSL と問い合わせフォームは月額に含みます。メールのサービスは提供していないので、会社のドメインのメールを使う場合は、別のメールサービスをご用意ください。
公開前の 確認チェックリスト
公開の前に、確認する人を1人決めて、次を全ページで確かめます。
- 会社名・所在地・代表者名が、名刺や書類と同じ表記になっている
- 仮置きの情報が残っていない(残すなら「準備中」「お見積もり」などの表記になっている)
- 取得していない許認可や、了解を得ていない取引先名が載っていない
- 個人の住所や携帯番号など、載せないと決めた情報が載っていない
- 電話番号とメールアドレスに、実際に連絡がつく
- 問い合わせフォームから送ると、受け取る人に届く(試しに送ったものは、本物の問い合わせと分けて扱う)
- スマートフォンで、文字が読めて、ボタンが押せる
- 公開後に情報が変わったとき、誰に・どう修正を頼むかが決まっている
制作を 外部に 依頼する 際の 資料
制作を頼むときに、全部がそろっている必要はありません。最初の相談では、上のチェックリストの「相談時に必要」の4つが分かれば話が進みます。手元にロゴ・写真・会社案内などがあれば、あわせて伝えてください。会社名や所在地が決まっていない段階でも構いません。
必要なページ数が分からない場合は、ホームページは1ページで十分?で、説明の量・料金の示し方・見る人の目的から考える方法をまとめています。
webasy では、ヒアリングの内容から原稿をご提案します。料金は1ページの BASIC が月額9,800円(税別)、初期費用5,000円(税別)からで、プランごとの金額は料金と契約のきまりにまとめています。個人事業・小さな会社向けの依頼の条件は個人事業・小さな会社の方へに載せています。
決まっていない 段階でもご相談ください
「会社名はまだ仮」「所在地はこれから」「サービスの料金はこれから」という段階で構いません。決まっていることと決まっていないことを伺って、載せる情報・ページ数・公開までの順番を一緒に整理します。
原稿や必要なページ数が決まっていなくても受け付けています。ご相談は無料です。お問い合わせ送信後、受付確認メールを自動でお送りします。ご相談へのお返事は、担当者が内容を確認したうえで、1営業日以内を目安にご連絡します。



